着物book日記

おキモノ好きが着物関係の本を問わずがたり、というblog。

2014-01-01から1年間の記事一覧

着物の本(45) 玉緒の「着物」の喜び

歌舞伎シリーズです。 玉緒の「着物」の喜び 中村玉緒 光文社 2000/4 単行本で定価1200円です。ベージュの地に黒でゴチック体を押し出した、シンプルきわまりない表紙ですね…ブックデザインは佐藤晃一デザイン室。背と裏表紙の間に若緑色の線が入ります。ア…

着物の本(44) あしたも着物日和

コミックエッセイ本です。 あしたも着物日和 (徳間文庫) 近藤ようこ 2010/4 こちらは文庫版で、オリジナルは2006年に出ています。黄色の小紋を着た女性の手の平にのっているメガネをかけた女性が主人公の近藤ようこ自身、という表紙。 近藤ようこという漫画…

着物の本(43) 着物の時間 2 (マガジンハウスムック)

ふたたび、「永久保存版」と銘打たれた本です。 着物の時間 2 (マガジンハウスムック) マガジンハウス 2008年11月 以前ご紹介した着物の時間 1から5年半後に発売されたムックです。2003年から2008年の間は、高級化しすぎて手がとどかなくなった着物を、リサ…

着物の本(42) 私のきもの生活

年内までに50冊! 行こうと思います。 私のきもの生活 藤間紀子 文化出版局 2003/12 梨園の女房シリーズです。 11年前に出た本になりますね。以前ご紹介した着物の本(9) 堀越希実子の着物ごよみ より少し前の出版になります。いまもある「ミセス」という雑誌…

着物の本(41) 自分でできるきもののお手入れ&お直し

和裁の本2冊目です。 自分でできるきもののお手入れ&お直し ― 和裁知識ゼロでも、ぶきっちょさんでもできます! 世界文化社 2010/6 これも「きものSalon」系列の本になります。副題の「和裁知識ゼロでも、ぶきっちょさんでもできます! 」とはなんて魅力的な言…

着物の本(40) 言わぬが花―萬屋に嫁ぎ、獅童を育てて

どんどん行きます。 言わぬが花―萬屋に嫁ぎ、獅童を育てて 小川 陽子 2006/3 主婦と生活社 こちらはきもののプロである梨園の妻もの分類の本になるかと思います。といっても、ご主人は歌舞伎の一家に生まれながら歌舞伎界を出てしまいました。このため後ろ盾…

着物の本(39) もめん随筆

大分昔の本です。 もめん随筆 (中公文庫) 森田たま 上でご紹介しているアマゾンリンクは、今、簡単に手に入る2008年刊の文庫版ですが、オリジナルは1936年に中央公論社から出たものです。第二次世界大戦前の随筆になり、著者の森田たまは1894年生まれの明治…

着物の本(38) きもの好き 永遠の「名品小物」

さて今回は小物本です。 きもの好き 永遠の「名品小物」 (家庭画報特選) きものSalon編集部編 世界文化社 2012/6/27刊 雑誌「きものSalon」から出ている本は何冊かあるのですが、この本もその一つですね。フルカラーの上品な作りの本です。表紙は鮮やかな「…

着物の本(37) きもの文化検定問題集 2014年版

さてこちら。 きもの文化検定問題集 2014年版 ハースト婦人画報社 2014/8/1 「きもの文化検定」とは、全日本きもの振興会が主催する、毎年10月に行われるきもの文化に関する検定です。 きもの文化検定 公式サイト 検定ってどんなものかな…、と、ちょっと興味…

着物の本(36) お江戸[半日]さんぽ ―11人の作家と、着物の似合う11の東京の町へ

まきます。 お江戸[半日]さんぽ―11人の作家と、着物の似合う11の東京の町へ (プレジデントムック) 2014年12月6日 プレジデント社 「七緒」の連載「着物で散歩」は毎号掲載されていますが、そのうちで東京に絞って選ばれた11の記事から再構成されたムックです…

着物の本(35) 平松昭子の着物事件簿

こんにちは。ひさしぶりのコミックエッセイのご紹介。 平松昭子の着物事件簿 2006年3月 宝島社 こちら、前回ご紹介した わたし流 着物のある暮らし - 着物book日記 から興味を持って買ってみました。同じ宝島社から出ている小ぶりな本です。 2006年ですから…

着物の本(34) わたし流 着物のある暮らし

また間があきました! 本日は出版されたばかりのこちら。 InRed&GLOW わたし流 着物のある暮らし (e-MOOK) 宝島社 2014/11/20 InRedといえばアラサー、GLOWといえばアラフォー向けの宝島社の女性誌ですが、着物なんて特集していたことあったっけ?という不思…

着物の本(33) きもの便利帖

こんにちは。本日はこちら。 きもの便利帖 君野倫子(きみのりんこ) 河出書房新社 2007年10月刊 ちょうど7年前の今頃に出た本ですね。A6ソフトカバーのコンパクトな本。 1ページを数分割し、ページごとにきものにまつわるアイテムをテーマに据えて、様々な…

着物の本(32) 石田節子直伝きもの着こなし術

こんにちは!今年も秋になり、着物本が沢山発売されています。その中で気になった一つをご紹介。 石田節子直伝きもの着こなし術 今すぐマネできる技が満載 2014年9月 世界文化社 石田節子さんの本はすでに沢山ありますが、紹介するのははじめてですね。 こち…

着物の本(31) 七緒 vol.39 2014年秋号

「美しいきもの」と「きものSalon」を紹介しておいて、なんとなくこちらを紹介しないのは落ち着きません。 七緒 vol.39―着物からはじまる暮らし 特集:「好きです。きもの」「“変身"コーディネート計画」(プレジデントムック) 2014年9月発行 季刊の雑誌のよう…

着物の本(29&30) 美しいキモノ & きものSalon 2014秋号

雑誌2冊です。US Vogueの"September Issue”を引き合いに出すまでもなく、日本の着物シーンだって秋が本番なわけですから、年間を通して秋号というのはファッション雑誌で最も力の入る号なはず。日本の2大着物雑誌、並べて比較紹介してみたく、思い切って両方…

着物の本(28) きものが欲しい!

群ようこ続きます。 きものが欲しい! (角川文庫) こちら世界文化社の「きものが欲しい!」の文庫化です。単行本版は2002年発売なので、先に紹介した「きもの365日」の少し前の本となります。表紙イラストは単行本と同じもので、西原理恵子。 著名女流作家で着…

着物の本(27) きもの365日

こんにちは。今日は文字ものです。 きもの365日 (集英社文庫) 群ようこ、2004年5月刊 文庫書き下ろしのようですね。2003年1月1日から12月31日まで、48歳の1年をきもので過ごすぞ!という決意にはじまった1年をつづった日記です。 ○月○日、何々を着た…という…

着物の本(26) 着物がくれる とびきりの毎日

こんにちは。とうとう26冊目突入です。100冊までは続けたいと思っているので、四分の一はいきました! さて今日はこちら。 着物がくれる とびきりの毎日 (知恵の森文庫) 2006年12月、光文社知恵の森文庫 きくちいま こちらは2002年11月にリヨン社から出た、…

着物の本(25) 洋服感覚で楽しむ コットン、リネン、ウールの着物

本日はこちら。 洋服感覚で楽しむ コットン、リネン、ウールの着物 河出書房新社 2009/11発売 単行本サイズのこぶりな本です。小砂麻美(コスナアサミ)さんという松江出身のデザイナーの方が著者となりますが、「さく研究所 もしくは 呉服屋さん.com(居内商…

着物の本(24) きもの箪笥

さて、エッセイものです。 きもの箪笥 澤地 久枝 淡交社刊、2010年3月発行。 この表紙ステキだと思いませんか?一見は非常に地味でシンプルですが、生成り色の地には何か模様が見え、細かな点であらわされている抽象的なシンボルは、よく見ると和箪笥の金具…

着物の本(23) 安田多賀子のゆかた塾

こんにちは!もう一冊、ゆかたモノを。 安田多賀子のゆかた塾―着付け、帯結び、お手入れ、所作などすべてがわかる 2012/7, 誠文堂新光社 刊 大きめで薄い、オールカラーのムック系の作りです。装賀きもの学院 という着付け教室の主催の方の本です。初めて聞…

着物の本(22) 大人のおでかけゆかたコーディネート帖

すっかり夏休みをいただいておりました。 今日から9月1日、暦の上ではセプテンバー。浴衣の時期が終わってからで恐縮ですが今日はこちら。 大人のおでかけゆかたコーディネート帖 (小学館実用シリーズ LADY BIRD) 2008年発行、小学館発行 こちら同じシリーズ…

着物の本(21) きものSalon 2014年春夏号

さてさて。雑誌ものはできれば発行直後あたりにご紹介したいものですが・・・ きものSalon2013-2014秋冬号 (家庭画報特選) 2014/2/20発売、世界文化社 雑誌きものSalon 公式サイト 図書館で借りてきました。着物2大雑誌とは、こちらと 美しいキモノ(季刊) …

着物の本(20) チマちゃんの和箪笥

そろそろ単衣から夏物、浴衣の季節ですね。 チマちゃんの和箪笥 (マーガレットコミックス) 2012年12月 集英社発行 さて、すみませんまた漫画…こちら、マーガレットコミックスですがココハナレーベルです。cocohanaってなんだっけ、あ、旧コーラスです。 一巻…

着物の本(19) きものの国のレディーたちへ

ちょっと古い本がつづきます! きものの国のレディーたちへ―新・きもの入門 小泉清子 オリジン社発行、主婦の友社発売、 1989年刊行。 小泉さんという方は戦後、ほとんど何もないところから呉服屋を始めて女性の着物美の普及に貢献され、NHKの大河ドラマ「春…

着物の本(18) 川柳譚きもの

ちょっと間があいちゃいました。 きょうはちょっと不思議なご本。 きもの―川柳譚 (1974年) ハクビ京都きもの学院 (1974) と、アマゾンではなっていますが、私の手元にいまあるのは 川柳譚きもの 昭和52年10月(1977年) 民族文化普及協会 発行となっています。…

着物の本(17) 帯どめBOOK

これ、アマゾンで見つけにくいな・・・ 帯どめBOOK 四季のコーディネートを愉しむ 2008年10月、講談社発行 神田千鶴子 15cm角の小さな絵本のような体裁の、フルカラーの帯留めの本です。 タイトル通り、四季ごとに一枚のお盆にキレイにディスプレイされた十…

着物の本(16) 天使突抜一丁目 着物と自転車と

こんにちは。 天使突抜一丁目―着物と自転車と 2002年12月 淡交社発行 淡交社といえば茶道関係の本しか出してないと思っていたので、このカジュアル着物エッセイ本をこの出版社で出しているとはちょっと驚きました。京都の出版社なので何かゆかりがあるのかも…

着物の本(15) 一人で着るデイリー着物

いままでご紹介したものを振り返ると、着付けノウハウ系が少ない気がしたので本日はこちら。 一人で着るデイリー着物―基本の着付けと帯結び (別冊NHKおしゃれ工房) 2002年11月、NHK出版発行 およそ12年前に発行されながらも、重版をかさねて今なお流通してい…