着物の本(55) きもの 髪型&メイク(特選実用ブックス きもの)
こんにちは〜
~お祝い・行事・特別な日のための~ きもの 髪型&メイク (特選実用ブックス)
世界文化社 2009/9
世界文化社なので、「きものSalon」系列の本になります。非常によく似た本として
きものの日の髪型―きもののヘアスタイルの基本からお洒落まで (特選実用ブックス)
- 出版社/メーカー: 世界文化社
- 発売日: 2004/11/01
- メディア: 単行本
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もありますが、こちらから5年経って出た本になり、一応、現時点では最新扱いでしょうか。たまにはリニューアルしないと、古くなっちゃいますものね。もっとさかのぼってみると、たとえば1999年度には、こんな本。
表紙のパンクな髪型の女の子は、ともさかりえでしょうか?以前は美容院に行けば必ずこういう本の1冊や2冊置いてあったと思うのですが、すっかり見かけないのは、毎年出なくなったからですね、多分。
さて、元の本に戻ります。
まずはメイクの指南から。「フォーマル」「振袖」「よそいき」「カジュアル」に分けて資生堂のヘアメイクアーティストが紹介をしています。それほど目新しいことはなく、丁寧に、明るめに、きっちりと。手や首筋も塗ったほうがいいとのことですが、そうすると着物への汚れが気になりますね…
それが終わると、残りページはほぼ、ヘアスタイルのカタログです。メインはもちろん大人向け、結婚式でも留袖、色留袖、訪問着、振袖にわけてのスタイル提案。他、成人式、卒業式、茶会、喪服系、食事会やショッピング、夏祭り、コンサートなどTPOにわけていろいろな髪型が紹介されます。このうち、フォーマル系は基本美容院用、カジュアル系は「自分で結う」を前提に簡単な手順も紹介がなされています。振袖用を含めて全体的に非常に手堅く、先ほどご紹介した、ともさかりえ的な奇抜なヘアスタイルレベルのものは一切ないので、安心して見られます。
それが終わると、裏表紙でもウリにしている、七五三の髪型紹介。「お母さんが結う」を前提にしており、手順がかなり詳細に紹介されています。3分でできる、とうたわれているふわふわ二つ結びもありますが、それでもカーラーは必須なようで、なかなか高度のような。
そのあとはヘアアクセサリのカタログ、自分で結う時のポイント紹介、ヘアピースの使い方、美容院で着付け&メイクをしてもらう時に気をつけるポイント、と、かゆいところに手が届く記事が揃っています。特にヘアアクセサリは洋装とも共通で使えそうなものが大量に紹介されていていい感じ!と思ったら、このセクションは文もスタイリングも秋月洋子さん、やっぱり〜。(←結構ファンになりつつある)
巻頭の水谷妃里(振袖)、高橋惠子(黒留袖)、梓真悠子(訪問着)と女優で固めたページをはじめ、全体的にモデルさんが美女ぞろいなのも見ていて嬉しいです。さすがは「きものSalon」、だと思いました。