着物の本(58) おキモノ生活のすすめ
コミックエッセイは気軽に読めるのでつい手が伸びてしまいます。
エンターブレイン 2011/12 ほしわにこ
ほしわにこさん。いち利モールのブログに「大人の着物生活」というブログを掲載されている方です。1967年生まれでバブル絶頂期に着物にはまる、しかしながらお金がないため一旦遠ざかり、2000年ごろからおやすい着物生活を開始、といったご本人の体験が親しみやすく紹介されています。同じようなカジュアル志向のおきもの好きでは、近藤ようこさんときくちいまさんのちょうど間くらいの世代ということになるのかなと思います。
ネットオークションや骨董市を柔軟に使いこなし、着物を着るお友達もたくさん。きものを着るために茶道サークルに入ったり、新潟に反物をつくられる行程を見に行ったり、とてもアクティブです。ご本人が発見したり、お友達から教えて貰ったTipsがたくさん盛り込まれていて、一読すると色々な気づきがあると思います。
私はその中でも、「1994年の美しいキモノの表紙の松たか子の振袖がとてもステキで憧れだった」というコラムにひかれて、ちょっと探してみました。オークションページからの借り物ですが、こちらですね。
確かにステキ。座った姿なので、特に膝上の柄がよくわかります。
今でも時々、振袖を着て振袖隊結成!されているそうで、確かに振袖って何か魔力がありますよね。いつか振袖だけを扱った本とか読んでみたいです。