着物の本(14) 知識ゼロからの着物と遊ぶ
はい、どんどんいきます。
石橋富士子(ぺたこさん)
幻冬社、2012年11月発行
ご本人のブログはこちら。
半襟などの小物を展示会や和キッチュというサイトなどで販売されているイラストレーターさんだそうです。そういえば私、こちらの半襟が気になってどこかの展示会でしばらく目が釘付けになった記憶が!純和風にならない素朴で自然いっぱいの柄の刺繍半襟でした。
さて、こちら2005年に出た知識ゼロからの着物と暮らす入門の続編にあたるもので、中級編。という位置づけだそうです。日常生活に着物を取り入れて着るための小さな工夫や提案を中心に、見開き2ページごとに1テーマとして、イラストと文章でぎっしりと色々な情報が詰め込まれています。イラストレーターさんだから出来る絵と文章の見事なミックスで、どこから読んでも楽しいです。感覚としては召しませキモノの楽しさに近いなぁ。あとライフハックな感じと短文で一テーマってところは、いきなり畑違いですけど、家事の花道 きれいに暮らす12ヵ月みたいなノリを感じます。
一つ前に紹介した岩下志麻本のどハデな華やかさとは違い、地味にかわいらしい感じなのですが、海外に行った時こそキモノで日本らしさをアピールして楽しんじゃおう!という部分はなぜか共通していて面白い。私もいつか機会があったら海外で着たいなぁ。